週刊 サイエンスジャーナル 2015.4.18号

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抗毒血清はもういらない?“オポッサム”にヘビ毒の万能解毒剤を発見か?

 暖かくなると、外へ出たくなるのは、人だけではない。冬眠している動物達も同じである。もし、野山で冬眠から目覚めたばかりの毒蛇に噛まれたらどうしたらよいだろうか?

 蛇毒に対しては、抗毒血清を打つことが大切である。この血清は馬からつくることが多い。馬に蛇毒の希釈したものを血管内注射する。そして、まず馬に抗体をつくらせる。抗体がてきたら全血を抜いて、血清だけにする(抗体だけ除かない)。

 血液はおいておくと、赤い赤血球の部分と、透明に近い部分に分かれる。この、透明に視界部分が血漿である。血漿を放置して、遠心分離にかけて、上澄みの部分が血清になる。(固まった部分は血餅という)。

 蛇毒はおもにタンパク質と酵素からなり、種々の成分が含まれるが、主要成分は血管系統に作用し組織に出血させる出血毒や、呼吸中枢などの神経系に作用して筋肉を弛緩させる神経毒などがあり、クサリヘビ科では出血毒成分が多く含まれ、コブラ科では神経毒成分が含まれる率が高い。

 このように毒ヘビは種類によって各種成分の内容が異なるため、治療用の抗ヘビ毒血清は1つの毒から1つしかできない。最近では、いろいろな成分の毒を合わせた混合血清もつくられてはいる。

 日本の毒蛇であれば種類が限られているから、それでも良いかもしれない。しかし海外には数多くの毒蛇が存在する。そのすべての毒蛇に対応できる血清は存在しない。

 ところが、今回、ある小さな動物がさまざまな毒蛇に噛まれても、そのすべての毒を無効にする可能性のあることが報告された。驚くべき発見である!その動物の名はオポッサム。

 オポッサム(opossum)は、有袋類。北アメリカ大陸に分布する。オポッサムは、外見は少しネズミに似ているが、カンガルーやコアラなどと同様に腹に育児嚢(いくじのう)という袋をもつ有袋類であり、ネズミに似た外見をしていることから、フクロネズミとも呼ばれる。

 カリフォルニア州、サンノゼ州立大学の研究チームは、北米に生息する有袋類オポッサム(フクロネズミ)の血液中に含まれるペプチド(複数のアミノ酸からなる分子)に、ヘビ毒を中和させる効果があることを突き止めた。マウスを使った実験で、米国に生息するニシダイヤガラガラヘビ(学名:Crotalus atrox)とインドのラッセルクサリヘビ(学名:Daboia russelii)の毒を無毒化させることに成功した。
National Geographic news

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2015-04-07(Tue)
 

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